作ってみようサバメシ!
皆さんは、非常時に備えてどんな準備をしていますか?今回は、いざという時に役立ち簡単に作ることが出来て、しかも美味しい「サバメシ」作りに挑戦! 実生活にも役立ちます!
「サバメシ」は鯖を使った料理ではなく、「サバイバル飯(めし)」の略で、災害が発生した際など、日常生活とは異なる環境でも調理・喫食出来る食事のことを指します。本学では、もしもの時でも、健康のことを考えて食べられるご飯・食事ということで「モシメシ」と呼ぶ場合もあります。サバメシは、緊急時に限らず日常やアウトドアでも手軽で美味しく作れるので大変重宝です。今回は、オープンキャンパスの参加者の皆さんに作ってもらう予定であったサバメシ2品(きのこの味付けご飯とサバ缶と野菜の煮物)をご紹介します。
○きのこの味付けご飯 材料(1人分)
米:0.5合 水:90cc 油揚げ:1/4枚 しめじ・えのき茸:各15~20g 麺つゆ:適宜
○サバ缶と野菜の煮物 材料(2~3人分)
サバ缶:1/2缶 大根:5cm 芽キャベツ:4~5個 麺つゆ:適宜
○味付けご飯の作り方
・鍋に2/3程度の水を入れ、カセットコンロでお湯を沸します。
・米と水を袋に入れます。90ccのプラスチックや紙コップはちょうど米0.5合分ですので、計量する手間も省けます。
・えのき茸は、袋に入ったまま袋の上から茶色くかたい石づきだけ切り落とします(片付けが楽です)。かさ・軸の部分は半分に切ります。
・しめじも同じように石づきのところを切り、手で少しほぐして袋に入れます。スーパー等では、既にほぐしてあるものも売っています。
・油揚げは1枚を縦半分にし、さらに半分にしたものを1cmの幅で切ります。
・麺つゆは白だしにしました。先程使ったカップで1/3(約30cc)を袋に注ぎ、空気を出来るだけ抜いた状態で袋の口の近く(上の方)で結びます(空気が入ったままゆでると、かなり膨張しますので気をつけましょう)。
○煮物の作り方
・大根は皮をむき、5mm程度の厚さでいちょう切りにします。
・水煮のサバ缶の半分(中身と汁)を袋に入れます。今回は「サバメシ」ということでサバの缶詰にしましたが、ツナ缶バージョンも大変美味しいです。是非試してみて下さい。
・芽キャベツ(冷凍の芽キャベツも可)を半分に切ります。
・サバ缶の場合、もともと塩味がついています。麺つゆは90ccのカップで1/4程度を袋に注ぎます。ツナ缶を使う時は、1/3位の麺つゆを入れて下さい。
・全ての材料を耐熱性のビニール袋(アイラップ)に入れて、沸騰した鍋の中で約40分間ゆでます。
・材料を入れた袋は、しっかりと空気を抜いて必ず一番上(袋の口)の所で結びます。
・鍋に口を結んだ味付けご飯と煮物の袋を入れて、40分間ゆでます。袋が熱で膨張すると浮き上がってくるので、ある程度重しになるようなガラス蓋が良いでしょう。
・出来上がったら、ご飯はやタオル等で包み、揉んで具材とご飯を混ぜます。鍋から取り出した後でもかなり熱いので火傷しないように注意して下さい。出来たご飯を半分にして、別の袋に移してから握るとおにぎりが2個出来ます。
・出来上がりです。撮影のため、ご飯はおにぎりにして煮物も紙皿に出しましたが、袋のままであれば、洗い物もゴミも最小限で済みます。
・災害が寒い時期に発生した時、温かい食べ物は心もホッとさせてくれます。カセットコンロは強い味方です。鍋やフライパン1つで簡単に作れる料理はたくさんありますので、チャレンジしてみましょう。